記憶3~話しの記憶~
今回は話しの記憶問題です。
話しを聞くというのは小学校受験において、もっとも重要な要素のひとつとなりますので、難易度を少し高めに設定しました。
お話しを聞いて問題に答えましょう。
あるところに動物たちが仲良く暮らしている村がありました。
暑さもやわらぎ、もみじが紅く染まってきたある日、クマくんがタヌキくんと次の日曜日にどこへ遊びにいくか相談しています。
「僕は山に行きたいな」とクマさん。
「僕は海がいいな」とタヌキさん。
なかなかどこへ遊びにいくか決まらないので、ウサギさんとキツネさんも誘って、みんなで決めることにしました。
山へ行きたいというクマさんにキツネさんは
「山へはこの前行ってきたから嫌だよ」と言い、
海へ行きたいというタヌキさんにはウサギさんが
「海へ行くにはもう寒いわよ」と言いました。
もう一度みんなで相談し、川へ釣りに行くことに決まりました。
そして、いよいよ日曜日、釣りへ出発です。
キツネさんが風邪をひいて一緒に行くことができなくなったので、3人で行くことにしました。
川に着くとみんなで釣りをはじめ、クマさんは魚を3匹、タヌキさんは2匹釣りましたが、ウサギさんは1匹も釣れませんでした。
釣った魚はみんなそれぞれ1匹ずつ食べて、残りはキツネさんのおみやげに持って帰ることにしました。
帰り道、今度はみんなで行けるといいねと話しながら歩いて帰りました。
1.上の段です。釣りに行かなかった動物に◯をつけましょう。
2.真ん中の段です。おみやげに持って帰った魚の数だけ右の四角に◯を書きましょう。
3.一番下の段です。お話しの季節と同じ季節のものに◯をつけましょう。
話の記憶問題では、数をこなし、いかにポイントを抑えるかが重要になってきます。
上の段と下の段は話をしっかり聞いていれば答えられると思いますが、真ん中の段は足し算と引き算の組み合わせですので、話を聞いたうえで計算もしなくてはなりません。
今回は文章もそれほど長くなく問題数も少なめですが、長文問題の出題される学校では、かなり細かいところまで記憶しておくことが必要となります。
ただ、子供の記憶力というのは大人の比ではありませんので、問題数をこなすことで出題パターンに慣れてさえしまえば高得点が期待できる分野だと言うことでもできます。
ご家庭で就寝前にお子さんに本を読んであげたあと、いくつか内容について質問してみるのも練習としては良いと思います。
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